守ってあげたい

この夏、友達とサマーステーションHiHi Jets単独公演に入った後、いろんな話をした。その中でわたしは友達に向かってこう言ったことを覚えている。

「瑞稀を見ていると、守ってあげたいなって思うんだよね」

言いながら自分で驚いた。自分の口からそのような言葉が出てくることに。

松任谷由実さんの曲に「守ってあげたい」という曲があり、その曲ではこう歌われている。「Soyou don't have to worry.worry 守ってあげたい あなたを苦しめる全てのことから 'Cause I love you 'Cause I love you.」私は「守りたい」と言われることに抵抗がある。何もかもから守られたら、きっとわたしは何もできない人になってしまう。もっと逞しい、強くて優しい人になりたいのに。そう思っていたし今でも思っている。

好きな人の過ごす日々は、嬉しいことや楽しいことで埋め尽くされてほしいと思う。でもそれとは別に、壁にぶち当たったり、悩んだり、時には傷ついたりする経験を奪いたくはない。人は悔しさや悲しさ、壁にぶつかったり傷ついたりするごとに、どんどん強く優しくなっていくのだと思うし、煌めきを纏い、豊かになっていくのだと思っている。どこかでA.B.C-Zの河合くんが話していた。ジャニーズにいると幼いうちから挫折を経験する、と。その経験はタレントを強く輝かせる。若いうちから大なり小なり挫折を味わっているジャニーズの面々のまばゆい輝きは、そういった経験のが身体に蓄積されているからなのだろう。瑞稀は壁にぶちあたったとき、負けず腐らずやっていける人だと思う。今までだってきっとそうだった。
では、わたしはなぜ「守ってあげたい」と思ったのか。すぐには答えが出ず、いつしかそう思ったことさえもゆっくりと忘れていった。

この年末、名古屋でふぉ〜ゆ〜のステージをご一緒した方に、ありがたいことにジャニショで写真を買ってきていただいた。King&Princeアイランドのオフショット。HiHi Jetsの集合写真、瑞稀とメンバーの混合写真…写真を次々とめくりながら、あ、と思った。

この夏に思った気持ち、それは、瑞稀が安心して自分でいられる場所や「良い」「正しい」「かっこいい」といったようなことに縛られずに素直に自分の感情や思い、考えを出すことができる環境を守ってあげたい、ということだったんだ。

この夏の瑞稀、そしてHiHi Jetsを見ていて、瑞稀にとってメンバーは肩の力を入れなくてもいい相手になったんだな、ということを感じた。5人でステージに立っている時の表情がとても柔らかかった。目尻を細くして、幼い表情で笑うようになった。猪狩くんが雑誌で瑞稀のことを「甘えるようになった」と言っていたけれど、この夏、彼自身からも「かまってほしがりなんです」という言葉が出てきている。瑞稀にとってHiHi Jetsが安心して自分でいられる場所になってきている。このHiHi Jetsという場所が、いつまでも彼の帰る場所、安心して自分でいられる場所であればいいな、これからさらにそういった場所になればいいなと、この夏私は心の底で思っていたんだなって。

もちろんHiHi Jetsだけじゃない。家族でも、それ以外の人間関係でも、瑞稀が気持ちや考えに嘘をつかず瑞稀らしくいられる場所が、辛く苦しい時でも安心して帰れる場所が、たくさんあるといい。

私がその場所を守ることはどうしたってできない。でも、瑞稀が瑞稀らしくいられる場所がずっと守られますように、たくさん作られていきますように、と願い続けたい。