平成最後の夏のこと

平成最後の、平成で一番暑い夏。一番青春を感じました。切なくて、楽しくて、忘れられない夏になりました。

サマーステーション HiHi Jets 単独公演 全15公演
合同公演と合わせると38公演。本当にお疲れさまでした。ここでは単独公演のことを書きますね。
今年の4〜6月のジャニーズ銀座でもHiHi Jetsの公演はあったけれど、本当に5人だけの公演というのはこの夏が初めてでした。直前までチケットが余りに余っていてちょっと悔しい想いを抱いていたりもしていました。でも、始まったとたん状況が一転。「チケット探してます」「行きたい!」という声でたくさん。そうだよね、って思います。そのくらいいいライブだったんです。公演の内容も、メンバーの気迫も。そして5人の表情が何よりよかった。5人の関係性が現れたライブだったなって。5人になって「いける!」という確信が強くなったなと思ったジャニーズ銀座でしたが、このサマステではそれが他の追随を許さないスピードで加速していて、自信に満ち溢れていて、この東京で、日本で、世界で一番キラキラしていた5人だったと思わざるをえないくらい。この一年でたくさんの場数を踏んで、いろんなことがあって、公演期間を全力で走りきる体力と余分な感情を隠せる精神力、余裕を感じさせられる力がついていて、そんな5人のかっこいいこと!
MCを見ていても本当にいい関係なんだなということが感じられるんですよね。笑いながらも内心めちゃめちゃ感動していたし。頼られて頼って、甘えて甘えられて、担う・背負うことに対しては投げずに見守って、いざという時は他のメンバーがさっと手を差し伸べてくれる。

以下、メンバーを見ていて思ったことをざっと。

さくちゃん
2月中旬に加入したとは思えなかった。最初からそこいたように錯覚してしまうし、5人の並びがあまりにしっくりきていて、さくちゃんがHiHi Jet4人の中に入ったことしたことやHiHi Jetsで活躍していくことは奇跡とか偶然なんかではなく運命であり必然としか思えなかった。(がむしゃら行進曲の歌割についてはまた今度)
周りを見てさっと動ける力がものすごい高い、自然に心配りのできる人なんだなぁと思いました。あれで15年10か月しか生きてないってなんなんでしょう。後から入った末っ子って愛される要素しかないけど、その末っ子という部分を意識的に担っているのが彼でした。それを一番感じたのは7日夜のMCで「Hey!Siri!」と言い放ったあの瞬間。あのあっけらかんとした言い方に、あぁ末っ子だからできること言えることを意識的に担っているんだなって。他のメンバーがうまく踏めないところを、あっけらかんとした素振りで踏んでくれる。誰も嫌な気持ちにならなかったり、もやもやしたり、傷つけたりしないのがさくちゃんらしさで、彼にしかありえないところ。いくら末っ子だからって言っても、その傷つけないバランスってめちゃくちゃ難しくもあるじゃないですか。メンバーもさくちゃんの言葉に救われたことがたくさんあると思うし、客席にもその瞬間はたくさんありました。

いがりくん
すっかり男らしくなりましたよねぇ。去年と比べたらそりゃもう桁違いに自信がついたんだなぁと思わされました。それはHiHi Jetsとしてもだし、一人の男の子「猪狩蒼弥」としても。だぁ〜くねすどらごんは、メンバー紹介の部分も逸品だけれどそのあとのグループについての部分が恐ろしいくらいに完璧。グループのこれまでをまとめあげた上に、「この5人で」「掴み取る頂点」と未来へ向けての意志を示してくれているんです。15歳の猪狩くんが。今後もHiHi Jetsストーリーテラーを担っていくんだろうな。猪狩くんがいる限りHiHi Jetsはモンスターアイドルになる未来しか見えない。それと同時にMCでは両端の片方を担い、空気を作ってくれたのはいがりくんだなぁと。ゆうぴといるときとか、ゆうぴへの言葉から感じられるいい意味での甘えがものすごいと感じたので、そのへんの節度だぞいがりん…!と思ったりもするんだけど、そういうところが可愛いんだよなぁ。去年は怪我からの復帰から時間が経っていなかったこともあってパフォーマンスは本調子じゃなかったと思うんだけど、今年はもう猪狩150%という感じで嬉しかった。ちなみにMCで両端を担うというのは、A.B.C-Zの番組で見た「話のうまい人を両端に配置する」という内容から。ちなみに、A.B.C-Zのコンサートでは河合くんと塚ちゃんが両端を担っていることが多いんです。

みずき
ものすごく楽しそうにステージに立っていましたよね、今年。小さいころのにこにこしたプロ子役みとも違う、ステージに立って歌って踊ることの楽しさとも違う、HiHi Jets5人でこのステージに立っていることが何より楽しいというような、HiHi Jetsというグループへの確信というか。HiHi Jetsへの信頼が自分への自信になって返ってきているのではないかと思いました。今までずっと一人で戦ってきて、戦っていくつもりだった、背負おうとしていたみずきだけれど、もうそんな必要はないって気付いたんだなって。一緒に戦える、信じあえる仲間がいるんだって。「かまってほしがりなんです」って言えるくらいには甘えられるようになっているのがすごく嬉しい。猪狩くんも「甘えるようになった」って言っていたけれど、ジャニーさんはどこかでみずきが甘えられる場所を作ってあげたのかなぁって思ったりもするんですよね。アンコールのOh Yeah!で、楽しそうににこにこしながらぴょんぴょん跳ねている姿には本当に胸が熱くなりました。
パフォーマンスについても、魅せ方がものすごく上手くなったなぁって。バトンを回せば星が流れ、歌声を響かせれば生命が息吹き、その優しいまなざしで花弁が吹雪く。表現力がついた。それを発揮できる体力がついた、精神力がついた。この1年ちょっと、体調が悪くてソロを披露できなかったり、舞台を欠席したりということを経てのこの夏のステージだったので、本当に強くなったねって。

はしもっちゃん
オーラスのMCでこの夏の思い出というような話題になった時に「5人だけで公演をやれたこと」って言ったはしもっちゃん。ものすごく感動したんですけど、それははしもっちゃんが言うから余計にというところがあったと思っていて。はしもっちゃんが言うから、それが嘘とか打算的に聞こえない。というか、嘘でも打算的でもないんですけど。すごくすとんと入ってくる。そういう役割を大きく担っているのが彼なんだと思います。もうこれは彼の性格なんだろうな。公演の中で、みずきとさくちゃんのアクロバットのあとにはしもっちゃんがローラーで出てきて、それからHiHi Jetに入るんですけど、はしもっちゃんが指をパチンと鳴らしてHiHi Jetのイントロが流れるんですよね。その役ができるのははしもっちゃんだよなって思うんです。それをさらっとやってのけるのがまた彼らしい。あと、はしもっちゃんのあの表情の作り方が、HiHi Jetsの余裕で完全勝利感を加速させているとも思うんですよね。なんというか、うまく言えないけど、グループの要というか。ほんと、かっこいいんだ。

ゆうぴー
MCお疲れ様でした!と真っ先に書きたくなってしまうくらい、本当に一生懸命MCを回してくれて楽しい時間をくれたゆうぴー。担っている意識が重すぎないかな、と思うこともあるけれど、彼は「MCといえば」というところを目指しているのだろうし、メンバーもそれをわかって任せているのだろうし。そもそもメンバーは「一人で背負っちゃうから心配」ということも口にしているくらいなのでやっぱりHiHi Jetsは最高だ(結局)。
ゆうぴーといえば、とりわけ器用ではないものの努力と根性と聡明さでここまでやってきたと思っているんですが、スペースジャーニーで一人ローラースケートを滑る場面があったんですよね、今回。毎回飽きずに感動していました。ひたむきさ、まっすぐさを青春と呼ぶのなら、彼ほど青春が似合う人はいないんじゃないかなと思うくらい一生懸命なのがゆうぴー。かっこつけるのに全力、煽りも全力、MCをよりよくしたくて盛り上げたくて全力。本当に愛をもって応援したくなる人だなぁと。
この夏、みんなのリア恋ゆうぴーが、中島健人くんのアイドルオブアイドルなソロ曲を自分のソロ曲に選びみんなに「LOVEゆうぴーコールお願いしまーす!」ということとか、裏ではたかちゃんって呼ばれていることに、ちょっと意外さを覚えていたんです。でもサマステでのゆうぴーを見ていて、その選択ひとつひとつは自分のなりたいアイドル像へまっすぐひたむきに突き進んでいるからなんだって思いました。恋する気持ちじゃなくて、みんなに安心を与えられるスーパーヒーローに、勇気と元気を与えられるスーパーアイドルになりたいんだ、って。そしてこの夏みた彼は自分の描くアイドル像に近付いている感じがありました。もうこれは感覚でしかなくて、わたしのゆうぴーへの向き合い方が変わったといえばそうなのかもしれません。でも、どうして変わったの?って聞かれたら、彼の選択からそういう気持ちが感じられたからなんだと思います。

と、ここから公演のことを書こうと思っていたんですが、ここまででだいぶ書いたので一旦あげます。