瑞稀くんへ

井上瑞稀くん、20歳の誕生日おめでとうございます。

2年前、わたしの自担は瑞稀くんでしたし、2011年頃からステージに立つ瑞稀くんのことを見ていますが、こうやって誕生日に文章をしたためるのは初めてです。ジャニーズから離れていた年もありますが、だいたい毎年この時期は、秋特有の落ち込みと仕事の忙しさに好きな人の誕生日を祝うことすらできないくらい体も心もぼろぼろだったからです。でも今年は体調を崩したことから仕事を休んでいるので、こうやって祝うことができています。健やかなんだかそうじゃないんだかよくわからないですね。人生ってなんなんでしょうね。人生、瑞稀くんはなんだと思いますか?

 

改めて20歳おめでとうございます。10代の10年間、本当にお疲れ様でした。10代というありとあらゆることが大きく変わる時期にジャニーズで頑張るということを選び続けてくれてありがとうございます。瑞稀くんにとってこの10年はどんなものでしたか?客席で、画面の前で、紙面で見ていてもめまぐるしいと感じるくらいたくさんのことがあり、怒涛の日々だったんじゃないかなぁと思います。そんな中、不安や悔しさを感じることもたくさんあったと思うし、嬉しさや楽しさや手ごたえを感じることもあったのではないでしょうか。わたしが見える範囲でもそう感じるのだから、物事に対し真摯に向き合う瑞稀くんは数え切れないくらいの出来事や気持ちを受け止めてきたのだと思います。パフォーマンスにおける表現や深み、お芝居における役の生き様が感じられる度に、その経験ひとつひとつがあるからなのだろうと思っています。特に最近の瑞稀くんのお芝居、とても好きです。先日発表になった大河ドラマの出演。本当におめでとうございます。20代最初の大きなお仕事になるのでしょうか。その真摯さを強みに、作品の力になってください。頑張ってください。応援しています。

 

私は2年前、生きることがあまりに辛かった時期がありました。でもその時期、その尋常じゃない辛さを上回るくらい瑞稀くんのパフォーマンスが好きで、瑞稀くんのいろいろな表情を見たくて「瑞稀くんが20歳を迎えるまでは生きよう」「すべてのことに全力になろう」と心に決めました。瑞稀くんの仕事に対してのストイックさや、メンバーに頼れるようになっていく様に、瑞稀くんみたいにありたいなぁと思いながら。嵐の「君のために僕がいる」という曲に「この惑星の上に生まれてきたこと もう後悔しないように勇気をあげる」という歌詞があります。私は、アイドルはこの歌詞のプロのことだと思っています。私は瑞稀くんにたくさんの勇気をもらいました。仕事に関しても、人間関係に関しても、生きることに関しても。かっこよくて、かわいくて、元気や勇気をくれて、いろんな景色を見せてくれて、いろんな気持ちにさせてくれました。瑞稀くんは私にとって世界で一番のアイドルです。「荒ぶる季節の乙女どもよ。」の泉くんのセリフを借りると「どんな瑞稀くんでも好き」です。20代も信じる道を進んでください。たくさんの人に愛され、たくさんの人と機会に恵まれますように。いつの日もすこやかでありますように。

アイドルでいることを選び続けてくれてありがとう。20歳の誕生日、ほんとうにほんとうに、おめでとう。