物語がはじまるの

私は一目惚れ体質だ。今まで誰かを好きになるときは大方、後ろから背中をとんっと押された勢いで転がり落ちるように好きになったり、風が吹き抜けるような時間でその人のことを「自担!好き!」と思ってきた。いや、思い込んできたという方が正しいのだと思う。そして思い込みゆえか、降りてから次に降りるまでのスパンが短い。3ヶ月弱、なんていうこともあった。ファンである時間の長さに良し悪しがないのはわかっている。でも悪いとか良いとかではなく、とにかくすぐに火がつき一気に燃焼し空気がなくなるというのがいつものことだった。

 

けれど、それなりに生きていると例外もある。二年前に横浜アリーナで行われたジャニーズJr.祭り。東京B少年というグループと、こんな人たちがいるんだなということを知ったのはその時。それから一ヶ月後にシアタークリエでの公演に入ったときには、B少年とは別のところでいつものように雷が落ちたような衝撃を受けていて、それからの二ヶ月は悔しくて眠れなかったり、どうしようもないことに苛立ったり、すべてのことが悲しかったり、かと思えば頼もしいなかっこいいなと嬉しくなったり、ひたすら心が忙しくそれでも楽しくて仕方ない日々を過ごした。そんな中雑誌を読んだりテレビを見たりしていて気が付いたら、なんかいいな…気になるな…好きかもしれない…とぼんやり思うようになったのが大昇だった。夏がやってくる少し前のこと。

 

用がないのに人に話しかけたり、テレビのカメラでも「教室でスマホを向けられているのか?」と思うくらい素直にアピールする積極的なところ。*1 切り替えるのがうまいところ。*2 遊園地に行った時に、ジェットコースターが苦手な金指くんと一緒に他のメンバーが戻ってくるのを待つところ。*3 ジャニーさんに「やりなよ」と言われて始めたドラムを一生懸命練習していて、ドラムスティックを持ち歩いているところ。先輩の懐へひょいっと入っていくところ。*4 グループを俯瞰していてメンバーの役割を考えているところ。*5 人のことやまわりをよーく見ていて、それが鋭さや本質を見抜く力につながっているところ。ひとつ知るたびに、やっぱり好きかもしれない、と思いながら。リア恋だ、なんて言いながら。いつかのスヌーピー展のタイトルが「しあわせは、君をもっと知ること」だったけれど、まさにそれだ。ゆっくりそしてちょっとずつ知っていくことが嬉しかった。

 

よーく見てみたりちょっと離れたりしながら約一年半。天真爛漫な男の子だった大昇だけれど、もう子どもと大人の間にいる。本当に本当に変わったし、変わらなくもあるし、大人になったし、年相応で思春期真っ只中だなぁとも思う。変わったといえば、King & Princeがデビューしてはいびがアンダー20のJr.を引っ張るような位置につくようになったこと。少年倶楽部を見ていて、気が付いたらゆうぴーと一緒に番組を進行している。一年前は思ってもみなかった。私は小さい頃から変化や何かに向き合うことが本当に苦手だ。不安でいっぱいになってしまう。何よりもこわい。新年、新年度、新学期。今も昔と全く変わらず、憂鬱で憂鬱で逃げ出したくてたまらない。向き合うのはしんどくてすぐに泣きたくなる。何千回も深呼吸をしてやっとエイヤっとその方向に足を向けることができる。けれど、大昇が変わっていくことに関してはさみしいけど嫌じゃないし、向き合うことをあまりこわいと思わない。そこまで不安にならない。大昇が楽しそうだったら、しあわせに生きていたら、それがなにより。そのことに気付いたのが二月の一番最後の週。うちわを作ろうと思った。

 

「SHOCKに出たい」「PLAYZONEを復活させたい。昔のビデオを見ている」「舞台で活躍したい」という言葉に、夢は大きくいこう!とかなんとか思っていたけれど、言葉にできるということは仕事をしていく上で自分の気持ちや考えに素直なのだと思うし、言葉にすることは覚悟があるということなのだと思う。大昇が言葉にできるのは、コツコツ地道に努力をしているから。チャンスをものにし、どんどん挑戦していく歌。SnowManSixTONESの間にぽーんと放り込まれたように出演した少年たちで経験したお芝居。去年の12月から2ヶ月に渡って上演されたジャニーズKing & Princeアイランドでは、大昇が好きで憧れている舞台SHOCKやPLAYZONE MASKでも使われた楽曲、Let's Go To TOKYOでセンターに立つことがあった。言霊だ。口に出す、言葉にする、ということが周囲だけでなく自分に与える影響を知っているのではないかと思う。

 

短いスパンで降りることが良い悪いではないとわかってはいても、私にとってすぐ降りるところはめちゃくちゃコンプレックスだ。引け目がありすぎて、その気持ちをなかったことにすることを考える。今回も一瞬、なんとなくうやむやにしようかと思った。けれど、それでは誠実さのかけらもないじゃない。言葉にしたのは、誠実で、正直でありたいと思ったから。それはなぜかって、好きだから。

岩﨑大昇くんに、降りました。

*1:B少年として初出演のMステで、CM前にカメラにわーっと寄ることができる人だ。本当にすごい 

*2: いちいちへこんでいられない、と学んでいる。もともとというより後天的だ

*3:大昇はジェットコースター大好き

*4:京本大我先輩によくしてもらっている。きょうもっちゃんの優しさももちろんある

*5:金指くんが入って間もない頃POTATOの龍我くんとの対談で、それぞれの役割を提案していた

平成最後の夏のこと(2)

サマーステーション HiHi Jets単独公演のこと。頭の中を引きずりおろした忘備録です。結局主に感想とポエムになりました。でもわたしがしんどくなるのでエモみは抑えました。この夏のことを、どうしても忘れたくない。その気持ちのみで書きましたが、とんでもなく長くなった…1万字くらいある…。あとライブの後半になるにつれて記憶が曖昧ですごい適当かもしれないのと思ったことしか書いてないんですけど、理性がぶっ飛んでしまうということの表れということで…。

・サマーステーション
いきなりオーラスの話になりますが、開演ちょっと前に誰かがHiHi Jetsコールを始めてくれて、その勇気に会場全体がありがとうの気持ちでいっぱいになったのが、すごくよかったんですよね。ファンの数だけ何を思って見るかは違うけど、彼らや公演に対する姿勢は一緒なんだなって感じて、なんかいい体験をした気がする。

・みなみなサマー
セットの上から立ち上がるようにしてばっ!と現れるHiHi Jets。5人一列に並んだ姿が毎回嬉しかった。5人とも本当に煌めいていた。今まで流してきた汗や涙の結晶が5人をきらきらさせていた。平成最後の10代のひと夏をHiHi Jets5人でステージを作り上げることに捧げる、という事実やそれをさらに加速させていて。そんな平成最後の夏のはじまり。
ゆうぴーの「みなみな」には濁点がついていている。そんな全力で気合い200パーセントな「みなみなサマー!!」が好き。あの合いの手みたいな「俺と一緒に来いよ」(みずき)とか「お前と二人でな」(はしもっちゃん)はなかなか面白かった。最後まで慣れなかった笑 人から「お前」って言われるの大っ嫌いだけど、はしもっちゃんに言われる「お前」はいい。むしろ言ってくれ!!歌詞の「ハート型」のところ、はいびーだと大昇となんだけど、HiHi単独ではゆうぴーとハートを作るみずきが可憐だった。みんなローラーを履いてシンプルに滑っているだけなんだけど、その姿だけでこの夏六本木で単独公演ができてよかったな…というしみじみした気持ちに。

・Shake it up
2012年からずっとバカレアの曲(キスマイでもストンズでもなくバカレア)だったんだけど、この夏ですっかりHiHiのイメージになった曲。みずきの目の色というか、奥に青の炎が見えるところがかっこいい。作間のスーパーソロタイムは動きの美しさと表情の涼やかさに目を奪われる。まさにさくちゃん堪能タイム。

・スペースジャーニー
ゆうぴー以外のメンバーはローラーを脱ぎにはけ、ゆうぴーだけステージに残り客を煽る。その後メンバーが出てきて、ほか4人の歌をバックに一人でローラーで滑るという流れ。グループの中で一番ローラーができなかったゆうぴーが、一人でEXシアターのステージを滑っていることに毎回毎回猛烈に感動していました。担当だったら泣く。バルコニーに向かう道すがらファンサタイム。みずきの菩薩のような笑顔の尊さよ。長生きしてくれ。はしもっちゃんの「それじゃあみずき」(だったと思うたぶん)という振りでみずきが金指くんのパートを歌うところが大好きだった。「みずき」って言い方が優しいの。「みずき?」って感じで語尾が上がるの。橋本涼さん〜!みずきの歌はきらっきらしていた。みずきの歌は、キラキラした石が光の当て方によっていろんな色になったり輝き方をするような煌めきをもっているなって。好き。

・ゆとそやタイム
ゆうぴーの煽りからゆうぴーとといがりくんで喋って、「HiHi Jetsのライブは参加型ですから!みなさんの声があって完成します!」ということで声出しをする。途中から、ゆうぴーの煽り中にキメながら客席に手を振ったりするいがりくん→ゆうぴー「ちょっとちょっと」→いがりくん「天使と戯れてたわ」みたいな茶番になっていたのが好きだったな…。よきゆとそや劇場でした。

・みずきとさくちゃんのアクロバット、はしもっちゃんのローラー
オーラスの話になるんですが、みずきのアクロバットで客席から歓声が上がって、その歓声によるのは定かではないけれどみずきが嬉しそうにふにゃって笑って、それに対してまた客席から嬉しさがこぼれて…っていうすごくあたたかい空間がそこにあったんですよね。「君がそばにいるだけで なんか楽しいんだ」じゃないけど、みずきが笑うだけで なんかとんでもなく嬉しい。そしてアクロバットに関して、すごいことをやっているんだってことを心のどこかに持ち続けなくてはいけないなって思いました。(反省)

・HiHi Jet
はしもっちゃんがセンターで指をパチンと鳴らして HiHi Jetが始まるあの瞬間が強そうで、というか強くて、本当に本当にかっこいい。2回だけとったメモにも、2回ともでかでかと「曲を始めるはっしーかっこいいいいいいい」って書いてあったから、あの瞬間がわたしは相当好きなんだと思う笑 アイドルがその空間をつかさどる姿に異常なくらい興奮してしまう。チャラくてあっぱらぱーだけれど、いや、だからなのか?余裕すら感じさせられる容貌から繰り出されるあの合図と、それによって流れ始めるあのイントロの破壊力!かっこいい! イントロを聴いただけでももちろんぶち上がるけど、この夏100%増しでぶち上がったのは、はしもっちゃんのおかげだと思います。ああ、彼があの髪色でハーフアップにした姿を拝みたかった…。
話を戻す。(どこへ) HiHi Jetの切なさはみずきの歌声からくるんだろうなぁ。あの高めで少年性を具現化したような歌声は神からの贈り物ではないかと本気で思ってしまう。そしてシンメであるはしもっちゃんの歌声が低めで甘くてアダルティなの、なんなの。ほんとなんなの、はしみず。みずきがメンバーを起こしていくところ、いつもさくちゃんは笑わせにかかるんだけど、オーラスではイキの良い魚のようにバッ!と起き上がって思わず笑うみずきと会場。最後の「 HiHi 僕らのbrand new world」でさくちゃんがセンターに来るところが何度見てもすごくいいなーって。新しい時代っていう感じ。あとメンバーと全然関係ないけど、HiHi Jetのサビのピアノの旋律が好きです。

・Fire!!!
クリエでも少クラでもやっていて散々見ているのに、それでも新鮮にかっこよかった。この短期間でこんなにもかっこよさってアップデートされるものなの?!という驚きもあり。こういう曲の出だしをはしもっちゃんに振るってそれだけで10億点。さくちゃんはわかりやすくゴリゴリに色気を出してくるわけじゃないけれど、もともともつ耽美さが曲に乗って絶妙に色っぽい。さくちゃんずるい。目が潰れそうなくらいのかっこよさと色っぽさを投げつけてきた、センターでのゆとそや背中合わせ。二人とも口元に手を持っていくことが多くて、唇に触れたりなぞったり。思い出しただけでよいな…。この夏のみずきのFireは視線の使い方をはじめ表情だけで支配するような貫禄があって最高だった。ちなみにみずき、オーラスはめちゃめちゃ気合が入っていてよかった。なんというか、その行為がよいというよりは、その行為が気合によるものであろうということがよい、ということなんだけれど。今までずっとオーラスの特別感って自分が入っていても、どうなんだろう?と思う考えることが多かったんです。いや、当たり前のことっちゃ当たり前のことなんですけどね。でもオーラスのみずきを見ていて、これは最終公演ということに対する気合の現れなんだろうなと思ったら、最後の最後で気合十分なみずきやばい可愛いな…と思ってしまったんですよね。完全に自分を見失っているし甘すぎる。

・だぁ〜くねすどらごん
ひとつ前のブログにも書いたけれど、15歳にしてこの歌詞を書き上げた猪狩くん、どう考えても天才では。HiHi Jetsストーリーテラーになる未来しか見えないし、もう既になっているよね確実に。一言で毎回オチになるさくちゃんの頑張りに表彰状授与したい。長いことこの仕事をしていると固有名詞をはじめそういう類のものは避けそうなものだけど、だぁ〜くねすどらごんではTikTokネタとか、MCではガンガン固有名詞をぶっ込んでくる HiHi Jetsさん最高。

・テンション
バンクを勢いよく滑り降りたり、駆け上がったり。ゆうぴーは途中でてっぺんで旗を振る。不器用さを見せながらもがむしゃらに旗を振るゆうぴーは愛に満ちた応援をされる人だった。どこかで見かけた「ジャンヌダルク」という形容の仕方がおもしろくて、見かけてからは公演に入るたびに「あぁジャンヌダルク…」と思っていた。曲の最後に「ハイハイジェーッツ!」って叫び客にも呼ばせるのはよいなと思っていました。HiHiって、公演中の随所随所で「HiHi Jets!」って自分たちも言うし、客にも言わせるんですよね。自分たちの意識付けとしても、客へグループへの愛着をもたせるとか洗脳していく(言い方)(でもHiHi Jetsは宗教になれるアイドルだと思うので洗脳は大事)(褒めてる)にしてもすごく大事なことだと思うので、これからも「HiHi Jets!」って呼ばせてください。

・ソロメドレー
ゆうぴーのCANDY〜はしもっちゃんの僕の恋愛事情と台所事情〜いがりくんのPARTY MANIACS〜みずきのWhy?〜さくちゃんの静かな夜に
さくちゃん以外は去年の冬に湾岸ライブでやった曲。さくちゃんはこの春ジャニーズ銀座でやった曲。湾岸は行けなかったのでやってくれて本当に嬉しかった。ソロに限らずだけど選曲の裏話を詳しく聞きたい。みんなここまで外さない選曲をしてくるものなの?!もっとやりたい曲とか挑戦したりとかしていいんじゃないの?!とも思って、彼らの「パブリックイメージとの折り合い」というのが気になるところ。
選曲に意外さを覚えつつも「LOVEゆうぴー」コールができて嬉しかったり、はしもっちゃんの黒シャツ姿にペンライトを折りそうになったり、いがりくんのパリマニに今度DJやってくれ〜!って思ったり、みずきの「好きさ…」を11日夜は「愛してる…」オーラスは「I love you…」にしてくるところにはぁ〜!最高!!気合い〜!!!って思ったり、さくちゃんのソロには礼拝堂にいるような神聖な気持ちでその歌と踊りを堪能したりして、気持ちが忙しいソロコーナー。

・WELCOME TO MY HOME TOWN
クリエの思い出が蘇る時間。ソロメドレーの気持ちの忙しさによって、記憶があやふやなことにいま気付く。

・罪と夏
Tシャツの上にアロハシャツを羽織り、モニター前でアニメーションとのコラボ。ゆうぴーが雷に打たれる→ゆうぴーに触れたいがさくも感電→ゆうぴー感電から離脱しいがさくのことを指をさして見ている3人。ゆうぴーがみずきの手を触ろうとすると「やだよ」とばかりに避けるみずきが!好き!!そして、感電タイムが終わるとゆとみずのところに大雨が降る→ゆうぴーがみずきに覆いかぶさる→起き上がる時にみずきがゆうぴーに蹴りを入れる。よい蹴り!好き!!はしもっちゃんは初日はゆとみずと一緒に雨に打たれていたんだけど月曜日以降はもう打たれていなくて、横で雨ザーザーしてた。ちょっとシュール。そのあとも竜巻が現れて巻き込まれたり、風に吹かれたりするんだけど、両足をがばっと開いてしっかり立っているいがりくんとか、マリオみたいにジャンプするいがりくんがもう可愛さの極み。
ツイッターで「罪と夏に違うだろ!って友達と心で叫んだのは使い方っていうのもあるんだけど(あれはあれで好きだけど)、あの人たちに女引っ掛けてフラれてる(ふわっと弄ばれ曖昧にはぐらかされ最後はやっぱり微笑まれてごめんねって感じ)(イメージ)姿が想像付かなすぎるから」って呟いたんだけど、「八月のすべてくれないか」ってフレーズ、HiHi Jetsには言われるより言いたいし、なんならサマステが終わったこのさみしさやら虚無感やら湧き出てくる気持ち対して「えっこれ軽く失恋じゃん…?」と思いはじめているので、なんていうかわたしにとってはこちら側の曲だなって思っているというのがいまの気持ち。

・BAN!BAN!バカンス
ゆうぴー→虫取り網とかご、はしもっちゃん→お面とうちわ、みずき→水鉄砲、いがりくん→金魚(鯛)のかぶりもの、さくちゃん→ゴーグルとうきわ、を持ってファンサタイム。いがりくんの「私に金魚を持ってきなさい」は何イメージなのか気になる木。みずきは水鉄砲で客席を打っていたけど、単独が始まった最初の頃は「やってみた」みたいな感じに見えたのが非常にみずきらしかった。

・Summer Splash
夏と言えば!で挙がる曲というのは知っていたけれど、正直なところこの曲一度も聴いたことがなくて、どんな曲かっていうのを知らなくて。でもそのこともあって、サマステの思い出が詰まった曲になりました。ちょっと切なくて甘酸っぱくてでもとてもさわやかで、好き。この曲はサインボールタイム。「頭の上に気をつけてね〜」と言うはしもっちゃんに、こういうこと言ってしっくりくるのやっぱり彼だよなぁと毎度飽きずに思っていました。いいんだ、へらへら言っていたとしても!ちなみに次に言ってほしいのはいがりくん。みずきはステージに戻った時に、手を離したボールを蹴って飛ばすという時があったんだけど、めちゃめちゃときめいた。アイドルの肩書を降ろした「井上瑞稀17歳」の片鱗が見えた気分。

・シンデレラガール(サマステremix)
「5月23日にデビューしたKing&Princeのシンデレラガールを、サマーステーション特別バージョンで披露したいと思います」という一連の台詞をすらすらと言うみずきが、小さいころのみずきの延長にあるということを改めて思い、なんだか異常に感動した。さくちゃんのひざまずく姿はまるで王子様のよう。これは求婚したくもなります。

・MC
内容は書ききれないので割愛するけれど、ゆうぴー本当にお疲れさまでした。(n回目) しゃべりに関して担っているという意識が好きです。さくちゃんはめちゃめちゃ自由なんだけど、すごく周りを見ていてさっと助け舟を出してくるところがほんとできる末っ子だなぁって。はしもっちゃんは自由に爆弾投げてるのがおもしろくって。でもそれで誰もけがをしないのがはしもっちゃんらしい。みずきはマジレスしてくるときの可愛さにやられる。(激甘)(ここからものすごく贔屓目が入ります) でもまわりをよく見ていて、誰かの一言や行動を拾っていたり、ちょっと俯瞰したみずきがいるなと思うし、まわりももうどうしようもなくなったら最後の最後は、って思っているところがあるんじゃないかなぁと思うんですよね。特にゆうぴーが。みずきの方を見るときがある。本人はたぶん振られたり求められたとしても何をするとかじゃないような気はするんだけど、最後の砦的なところはMCでもやっぱりあるかなぁと。具体的なところは見てないから100%想像だけど!(想像かよ、というツッコミでものすごい贔屓目終わり) いがりくんはこの人ほんと面白いな!って思うんだけど、これができるのもゆうぴーはしみずというお兄ちゃん3人がいるからだと思うし、さくちゃんという馬の合う同学年がいるというのもあるだろうし、実際に長子じゃないところも関係していると思うので、巡り合わせに感謝したい。(壮大) 特にグループの最年長であるゆうぴーが実際に長子長男なのがいいよね。

・グッズ紹介
「曲に合わせてって斬新だな!」と思ったことが旧石器時代に感じられるくらいには、グッズ紹介に曲がないといられない体になった2018年夏。10年分くらいの「T&T」を聴いた気分。「むねにあーいがあーるのさあーうぃあざはいはいじぇーっつ」って素晴らしいハマり方だと思うけど、どうしてこの曲でやることになったんだろう…。各々毎日頑張っていたけれど、ここでもやっぱりさくちゃんに表彰状を授与したい。六本木の地下で「ティッシュ!」「旗!」「ひよこ!」といったコールをするって超シュールだけど超楽しかったし、毎公演この時間がすごく楽しみだった。

・Troublemaker
一列になって隣のメンバーの肩に手を置いて始まるトラメ!オリジナルと一緒の始まり方!5人一列っていうところが最高。ここまで書いてきて思ったけど、どうやら5人が一列に並ぶという画が好きらしい。みずきのくしゃって笑顔にダブルピースがひたすら可愛いしオーラスではほっぺたをぷくってしていてなんかもう可愛いに殺されそう。

・がむしゃら行進曲
何十万回も言われているけれど、エモすぎるさくちゃんの「すべては偶然じゃなくて必然だってことを」について。アイドルを知ることで曲に物語が生まれる、というのがアイドルの好きなところなのですが、この曲はまさにそれ。ゆうぴーの「小さなこと気にして悩んでまた下向いて」とか、みずきの「本能さらけだして生きるのもまたいいんじゃない?!」もそうだよなって思う。さくちゃんの話に戻すと、彼のグループへの加入は奇跡でも偶然でもなく、運命であり必然であるというのはこの夏の5人を見ていれば明白じゃんー!と思っていました。思っていたんです。ですが、ライブが終わってからというもの、その必然や運命後ろにはどんなものがあったのだろう、ということをふと考えたりもします。A.B.C-Zの楽曲に「誰のものでもないこの道を」という曲があります。2018年発売のアルバム「VS 5」に入っているのでぜひお聴きください。この曲は、迷い悩みながらも自分の選んだ道を歩いていく、という曲だと思っているのですが、一部リンクしてやまないところがあるんですね。「運命を 精一杯 そう 迷いながらも 生きているよ」さくちゃんの加入は必然だし運命だと思います。でも、さくちゃんはそう思っているのかな?って思うんです。雑誌なんかではさらっと話しているけれど、さくちゃんはこの数ヶ月、HiHi Jetsのメンバーとしてどういう立ち位置でいけばいいのか、自分はグループのために何ができるのか、ものすごく悩んだと思うし迷ったと思う。不確かな道を選び走ってきたんだと思うんです。それに、さくちゃんだけじゃなく他のメンバーだって、彼の加入は必然だという選択をし続けてきたから今があるんだよなって。運命だって確かじゃない。それでも5人は、運命に、必然にし続けるために、戦っているし戦っていくんです。

・HiHi Jet to the moon
これ、みずきのあれこれと絡めて別枠で改めて書きたいなーと思うのでちょっと省略。って言うとだいたい書かずに終わるやつ。

・橋本変面
はしもっちゃんと和って異常なくらい親和性がある。最後、お面を全部外してぺろっと舌を出しにやっと笑うはしもっちゃん、妖艶まではいかないけど色っぽい、その絶妙な加減に完全降伏だった。

・Yellow Gold
和装×和太鼓×ローラー。ジャニーさんの好きなものを詰め込んだようなステージ。 HiHi Jetsは和装が似合う。めちゃめちゃ強みだと思う。真ん中の太鼓に5人集まる画力が強い。ゆうぴーの叩き方は腕全部を使っているので疲れそうだけど、それすらもひたむきさとかがむしゃらさにつながってしまう。片手で叩くときのみずきの勢いが尋常じゃないんだけど、パフォーマンスとしてのそれでかっこいい。

・One in the million
クリエの時もシンフォニエッタをやっていて思ったけど、 HiHi Jets山下智久先輩の7年前のアルバム「SUPERBAD」の曲が似合うよね。電飾ローラーのターン。バンクを後ろ向きで下る技が毎日上達していて、受験生は最終日まで伸びる的なあれを思い出した。衣装が銀で近未来的。新しい時代をつくるのはこの5人だった。平成は終わる。この5人の手によって終わるのかもしれない。と思ってしまうくらいには新時代の匂い。と思っていたら公演期間中に初めて読んだ先月のMyojoでHiHi Jetsってどんなグループ?という質問にゆうぴーが「新時代のグループ」と答えていて震えた。そのつもりだったのか…。はしみずが上に立ってモニターの前に二人並ぶ姿があまりに強くてかっこよすぎる。

・アイノビート
ワンミリの流れから最初にモニターにはしみずが映るのが最高。だんだんみずきのソロアングルになるんだけど「Everybody get down」の表情がぞくぞくするくらいかっこいい。「時代はFreedom〜」で歌いだすときの笑顔がその前との振り幅の大きさに泣きたくなる。気持ちがついていかない。その後のゆうぴー→みずき→いがりくんでつないでいくところも各々の気迫に鼓動が速くなる。ゆうぴーの気だるそうだけど熱を秘めた色気、みずきの目の力と表情。ここのいがりくん、かっこいいんだけど首が異様に短く見えることが最後まで気になった…。ゆうぴーのジャケットをはだけて腕から肩を撫でる姿を見て黄色い声を上げる客の姿に、ああゆうぴー嬉しいだろうな…なんだかわたしも嬉しいよ…と思ったのだけど、どうしてもゆうぴーについてはそういう見方をしてしまう。ゆうぴーのジャケットプレイの後のはしもっちゃんの歌声が、とにかく抜けがよくて気持ちがいい。そのあとの「トマラナイ」でのはしもっちゃんによるいないいないばぁは反則。

・baby gone
壮大さのある、感情を煽ってくるストリングスの音楽に乗ってモニターに一人ずつメンバーの写真が映り「HiHi Jets NEW SONG!」「baby gone」と表示される。この「baby gone」の字体がプリクラのネオンマーカーみたいでじわじわきた。なんて余裕をかましていられるのもこのへんまで。この曲で抱くかっこいい!!!!!という気持ちの勢いで月まで飛んでいけそう。自分たち5人の手で作られた星の形が画面に映し出され、曲が始まる。誰一人欠けたらこの星は作れないというところですでに胸が苦しくなる。HiHi Jetsが5人であること、そしてこの5人であることの価値。それを自分たちで模索し結実させてきている表れであると受けとった。星形を作った状態から円になり外向きで手を繋いだまま滑り、一列になる。後ろ向きのまま頭の上でクラップ→右手をHJの形にし足でリズムをとる振り。そこでみずきがセンターになるところが後ろ向きであるにもかかわらず会場を統べていてかっこいい。歌詞の振り方が各々に合っていてそれだけで胸が熱くなるんですけど「苦しくたって それすら愛おしい」と歌わせることにした人は誰なんでしょう。この曲のみずきは切なくて、触れたら壊れてしまいそうで、でもその「苦しくたって それすら愛おしい」と歌い上げる姿を見ていると触れずにいられない。身を引き裂かれそうなくらい愛おしい。少年ではないけれど大人でもない、今だけの絶妙な時期の色気。それを少しでも目に焼き付けたくて、わたしはこの夏六本木に通ったのかもしれません。

・Yes!
下腹部に響くイントロ。初日のなんとも言えない、ただの黄色い声だけではなく、どよめくようなざわつくような、あの空気。下手がはしみず、上手がゆとさく、真ん中にいるのがいがりくん。出だしはさくちゃんでゆうぴーが首筋に手を這わせるように絡むんだけど、さくちゃんがニヤッとした日、会場のボルテージの振り切れた。はしみずの絡みは坂ドン(壁ドンの坂ver.)。ゆうぴーだけ一人で上で歌ったあと、いがりくんのソロパート。ネックレスを指に巻きつけながら首筋を見せつけるという15歳の本気…。それを経て、満を持してのみじゅき大先生の「どうされたいか教えてよ」。11日夜は「お前は俺だけのものだ」、オーラスは「お前のすべてをよこせ」。みずきが高みに足を組んで腰掛ける姿は帝王2000%で平伏すしかない。かっこよくてこころがもたない。そのままセットが前に出てくる時の高揚感は何にも変えられない。それは初日もオーラスも新鮮に。なんかね、すべてがかっこいいんです。様になっているんです。男の子の背伸びは美しいけれど、もうそういうんじゃない。去年「好きだからやりたいね」って挑戦して、「やっぱり自分たちには早かった」と感じてから一年。男の子たちが本気でステージに立ち続けて、葛藤して、迷って悩んで、それでも信じてひたすら真っ直ぐに折れずに腐らずに負けずにやってきた、その答え。
とかポエムを綴ってみましたけど、見ているときはごく普通に、無理!しんどい!かっこいい!限界!なんなの!って感じで全力で湧いていたので大丈夫です。「じゃあなんで〜」で移動する時の腰の上げ方云々が気怠いところとか、はしもっちゃんの「口づけたい」のがなりとか、その時のみずきの唇をなぞる仕草とにやっと笑う瞬間が、ポケットにチケ代をねじ込みたい勢いで好きでした。

・絆
余韻もなにもない笑 でもはしもっちゃんが揺るぎなく尊敬する亀梨さん作詞の曲を歌う、って冷静に考えたらはしもっちゃんの担当はもっと落ち着いた状況で見たいし聴きたいよね。上手でみずきとさくちゃんが向き合うと状態になるときに、笑わせようとしているのかみずきのことをすごく見つめているさくちゃんがいた。おいおい余裕すぎるだろう…。

・Never My Love
Yes!が終わった途端に踊り方が幼くなるこの現象ってなんなんだろう…と思うくらいには踊りが幼くて、その中でも群を抜いて幼く見えたネバマイ。 なんだろうね。HiHi Jetが HiHi Jetsになったときに歌ってほしいなぁと思っていた曲だったので、スタンドマイクでオリジナルの振りでやってほしくはあったけどそれでもこのタイミングで見られて嬉しかった。えび版だとはっしーのパートである最後の「Never My Love」をみずきが歌う姿には、喉の奥が熱くなるような感覚があった。愛することを知ると強くなるよね、とわたしの心の中の戸塚さんが。(?)

・epilogue
歌詞の一字一句が自分の気持ちそのままで、沁み方がえげつなかった。お分かりだと思うのですが、本編ラスト3曲は記憶がない笑 そんな中でもすごく印象に残ったのが、「通り過ぎてゆく」の部分のはしもっちゃんの足の出し方。遠くまで伸びていて綺麗だった。最後のみずきの表情が、今にも消えてしまうのではないかというくらい儚くて、失うことのこわさを覚えたりした。

本編が終わってはけた後「HiHi Jets」というグループ名とメンバーの名前が出て、当たり前なんだけど5人の名前だけだったのが嬉しかった。単独公演やれてよかったねって。そして、最後にメンバー各々からのメッセージが出るんですが、それがそれぞれものすごくらしい。みずきのメッセージが「今日来てくれた人がずっと笑顔でいれますように!」ってものなんですけど、「笑顔」っていうところが本当にみずきだなぁって思ったんですよね。すごく好きだなって。

アンコール
・みなみなサマー
・Oh Yeah!
Oh Yeah!の前の煽りはさくちゃん。公演を重ねるにつれ、どんどん煽りが上手くなっていくなーと思ったり、最後の曲の煽りをさくちゃんに任せるんだなーと思っていたのですが、ライブ後に読んだ雑誌のインタビュー(インタビュー自体はライブ前)で「煽りを頑張りたい」というようなことを言っていたんですよね。いやー!意識的にさくちゃんに任せていたのか!って驚いたよね!もしかしたらそこを振られたから「頑張りたい」だったのかもしれないけど、それはそれで期待に応えるようにものすごく頑張っていたし。時差もいいところだけどめちゃめちゃ感動してしまった。

ダブルアンコール(オーラスのみ)
ダブルアンコで出てきてくれた!ゆうぴが“誰一人欠けることなく”ということを言ってたけど、5人で38公演やりきったことは本当に嬉しいことだなと思ったんですよね。しかもみんな以前に比べて余裕に見えるんです。体力がついたのもだし、仕事をする上で余分な感情を隠せる精神力がついたのもあるし、それが本当にかっこよくて。怪我で休んだり体調悪くてカットしたり、体調悪そうだったり、病欠だったり、みたいなことがあったからこその有り難み、じゃいけないのかもしれないけど、そういうところがあるからこそ、というのはあると思うし、5人ともに元気でいてほしいなぁっていうのは心から願うことです。
ゆうぴーの「この夏の青春を全部この曲に込めてください!」という振りで HiHi Jet!!これがこの夏一番楽しかった!!みんなローラーは履いていないんだけど、円になってステージの上をゆるく駆けながら歌って、ファンはリミッターが外れたみたいにめちゃめちゃ楽しく声出して…青春だった。 HiHi Jetsが、青春を追体験させてくれた。みずきのソロ「Whenever HiHi Jet be with you〜」でなぜかみずきの胸元やら首筋やらに手を這わせるゆうぴーとなされるがままのみずきに、 なんかよかったなって、全然思うところじゃないけど思ったんですよね。なんか、去年とか一昨年では考えられない光景じゃないですか。本当によかったねって。でもそれは環境の変化だけじゃなくて、みずきがいろんなことに気付いて考えて成長したからなんですよね。って超上からだけど、まあいっか…。


HiHi Jetsはグループが出来てから、メンバーの変動とか、怪我や体調不良での不在とか、書ききれないくらいの本当にたくさんのことがあったと思うんですけど、すべてに向き合いすべてを受け止め物語を紡いでいて、今までの努力がここでひとつ実を結んだ感じがしたサマステでした。なんか、最後まとめなきゃって思っていろいろ考えてみたんですけど、うまくまとまらないんですよね。なので、今後とも5人でずっと活動し続けてくれることを願い、このひ平成最後の夏を最高に楽しくて笑顔あふれる夏にしてくれたことにお礼を言って終わりたいと思います。

HiHi Jets サマーステーション単独公演おめでとうございました。
平成で一番楽しくて、熱くて、笑って、泣いて、しあわせな夏でした。
これからも5人が5人でいられますように!!!!!
平成最後のひと夏をありがとうございました!!!!!
HiHi Jetsの未来に幸多かれ!!!!!

平成最後の夏のこと

平成最後の、平成で一番暑い夏。一番青春を感じました。切なくて、楽しくて、忘れられない夏になりました。

サマーステーション HiHi Jets 単独公演 全15公演
合同公演と合わせると38公演。本当にお疲れさまでした。ここでは単独公演のことを書きますね。
今年の4〜6月のジャニーズ銀座でもHiHi Jetsの公演はあったけれど、本当に5人だけの公演というのはこの夏が初めてでした。直前までチケットが余りに余っていてちょっと悔しい想いを抱いていたりもしていました。でも、始まったとたん状況が一転。「チケット探してます」「行きたい!」という声でたくさん。そうだよね、って思います。そのくらいいいライブだったんです。公演の内容も、メンバーの気迫も。そして5人の表情が何よりよかった。5人の関係性が現れたライブだったなって。5人になって「いける!」という確信が強くなったなと思ったジャニーズ銀座でしたが、このサマステではそれが他の追随を許さないスピードで加速していて、自信に満ち溢れていて、この東京で、日本で、世界で一番キラキラしていた5人だったと思わざるをえないくらい。この一年でたくさんの場数を踏んで、いろんなことがあって、公演期間を全力で走りきる体力と余分な感情を隠せる精神力、余裕を感じさせられる力がついていて、そんな5人のかっこいいこと!
MCを見ていても本当にいい関係なんだなということが感じられるんですよね。笑いながらも内心めちゃめちゃ感動していたし。頼られて頼って、甘えて甘えられて、担う・背負うことに対しては投げずに見守って、いざという時は他のメンバーがさっと手を差し伸べてくれる。

以下、メンバーを見ていて思ったことをざっと。

さくちゃん
2月中旬に加入したとは思えなかった。最初からそこいたように錯覚してしまうし、5人の並びがあまりにしっくりきていて、さくちゃんがHiHi Jet4人の中に入ったことしたことやHiHi Jetsで活躍していくことは奇跡とか偶然なんかではなく運命であり必然としか思えなかった。(がむしゃら行進曲の歌割についてはまた今度)
周りを見てさっと動ける力がものすごい高い、自然に心配りのできる人なんだなぁと思いました。あれで15年10か月しか生きてないってなんなんでしょう。後から入った末っ子って愛される要素しかないけど、その末っ子という部分を意識的に担っているのが彼でした。それを一番感じたのは7日夜のMCで「Hey!Siri!」と言い放ったあの瞬間。あのあっけらかんとした言い方に、あぁ末っ子だからできること言えることを意識的に担っているんだなって。他のメンバーがうまく踏めないところを、あっけらかんとした素振りで踏んでくれる。誰も嫌な気持ちにならなかったり、もやもやしたり、傷つけたりしないのがさくちゃんらしさで、彼にしかありえないところ。いくら末っ子だからって言っても、その傷つけないバランスってめちゃくちゃ難しくもあるじゃないですか。メンバーもさくちゃんの言葉に救われたことがたくさんあると思うし、客席にもその瞬間はたくさんありました。

いがりくん
すっかり男らしくなりましたよねぇ。去年と比べたらそりゃもう桁違いに自信がついたんだなぁと思わされました。それはHiHi Jetsとしてもだし、一人の男の子「猪狩蒼弥」としても。だぁ〜くねすどらごんは、メンバー紹介の部分も逸品だけれどそのあとのグループについての部分が恐ろしいくらいに完璧。グループのこれまでをまとめあげた上に、「この5人で」「掴み取る頂点」と未来へ向けての意志を示してくれているんです。15歳の猪狩くんが。今後もHiHi Jetsストーリーテラーを担っていくんだろうな。猪狩くんがいる限りHiHi Jetsはモンスターアイドルになる未来しか見えない。それと同時にMCでは両端の片方を担い、空気を作ってくれたのはいがりくんだなぁと。ゆうぴといるときとか、ゆうぴへの言葉から感じられるいい意味での甘えがものすごいと感じたので、そのへんの節度だぞいがりん…!と思ったりもするんだけど、そういうところが可愛いんだよなぁ。去年は怪我からの復帰から時間が経っていなかったこともあってパフォーマンスは本調子じゃなかったと思うんだけど、今年はもう猪狩150%という感じで嬉しかった。ちなみにMCで両端を担うというのは、A.B.C-Zの番組で見た「話のうまい人を両端に配置する」という内容から。ちなみに、A.B.C-Zのコンサートでは河合くんと塚ちゃんが両端を担っていることが多いんです。

みずき
ものすごく楽しそうにステージに立っていましたよね、今年。小さいころのにこにこしたプロ子役みとも違う、ステージに立って歌って踊ることの楽しさとも違う、HiHi Jets5人でこのステージに立っていることが何より楽しいというような、HiHi Jetsというグループへの確信というか。HiHi Jetsへの信頼が自分への自信になって返ってきているのではないかと思いました。今までずっと一人で戦ってきて、戦っていくつもりだった、背負おうとしていたみずきだけれど、もうそんな必要はないって気付いたんだなって。一緒に戦える、信じあえる仲間がいるんだって。「かまってほしがりなんです」って言えるくらいには甘えられるようになっているのがすごく嬉しい。猪狩くんも「甘えるようになった」って言っていたけれど、ジャニーさんはどこかでみずきが甘えられる場所を作ってあげたのかなぁって思ったりもするんですよね。アンコールのOh Yeah!で、楽しそうににこにこしながらぴょんぴょん跳ねている姿には本当に胸が熱くなりました。
パフォーマンスについても、魅せ方がものすごく上手くなったなぁって。バトンを回せば星が流れ、歌声を響かせれば生命が息吹き、その優しいまなざしで花弁が吹雪く。表現力がついた。それを発揮できる体力がついた、精神力がついた。この1年ちょっと、体調が悪くてソロを披露できなかったり、舞台を欠席したりということを経てのこの夏のステージだったので、本当に強くなったねって。

はしもっちゃん
オーラスのMCでこの夏の思い出というような話題になった時に「5人だけで公演をやれたこと」って言ったはしもっちゃん。ものすごく感動したんですけど、それははしもっちゃんが言うから余計にというところがあったと思っていて。はしもっちゃんが言うから、それが嘘とか打算的に聞こえない。というか、嘘でも打算的でもないんですけど。すごくすとんと入ってくる。そういう役割を大きく担っているのが彼なんだと思います。もうこれは彼の性格なんだろうな。公演の中で、みずきとさくちゃんのアクロバットのあとにはしもっちゃんがローラーで出てきて、それからHiHi Jetに入るんですけど、はしもっちゃんが指をパチンと鳴らしてHiHi Jetのイントロが流れるんですよね。その役ができるのははしもっちゃんだよなって思うんです。それをさらっとやってのけるのがまた彼らしい。あと、はしもっちゃんのあの表情の作り方が、HiHi Jetsの余裕で完全勝利感を加速させているとも思うんですよね。なんというか、うまく言えないけど、グループの要というか。ほんと、かっこいいんだ。

ゆうぴー
MCお疲れ様でした!と真っ先に書きたくなってしまうくらい、本当に一生懸命MCを回してくれて楽しい時間をくれたゆうぴー。担っている意識が重すぎないかな、と思うこともあるけれど、彼は「MCといえば」というところを目指しているのだろうし、メンバーもそれをわかって任せているのだろうし。そもそもメンバーは「一人で背負っちゃうから心配」ということも口にしているくらいなのでやっぱりHiHi Jetsは最高だ(結局)。
ゆうぴーといえば、とりわけ器用ではないものの努力と根性と聡明さでここまでやってきたと思っているんですが、スペースジャーニーで一人ローラースケートを滑る場面があったんですよね、今回。毎回飽きずに感動していました。ひたむきさ、まっすぐさを青春と呼ぶのなら、彼ほど青春が似合う人はいないんじゃないかなと思うくらい一生懸命なのがゆうぴー。かっこつけるのに全力、煽りも全力、MCをよりよくしたくて盛り上げたくて全力。本当に愛をもって応援したくなる人だなぁと。
この夏、みんなのリア恋ゆうぴーが、中島健人くんのアイドルオブアイドルなソロ曲を自分のソロ曲に選びみんなに「LOVEゆうぴーコールお願いしまーす!」ということとか、裏ではたかちゃんって呼ばれていることに、ちょっと意外さを覚えていたんです。でもサマステでのゆうぴーを見ていて、その選択ひとつひとつは自分のなりたいアイドル像へまっすぐひたむきに突き進んでいるからなんだって思いました。恋する気持ちじゃなくて、みんなに安心を与えられるスーパーヒーローに、勇気と元気を与えられるスーパーアイドルになりたいんだ、って。そしてこの夏みた彼は自分の描くアイドル像に近付いている感じがありました。もうこれは感覚でしかなくて、わたしのゆうぴーへの向き合い方が変わったといえばそうなのかもしれません。でも、どうして変わったの?って聞かれたら、彼の選択からそういう気持ちが感じられたからなんだと思います。

と、ここから公演のことを書こうと思っていたんですが、ここまででだいぶ書いたので一旦あげます。

ここで見つけよう 輝く未来

2018年3月26日(月)横浜アリーナ12:00開演
ジャニーズJr.祭り Travis Japan公演

心から「よかった!楽しかった!」と思ったコンサートでした。なんかね、一瞬たりとも全然関係ない事を考えたりつまんないなって思う時間がなくて。これはわたし的になかなかない稀なことでね。そんなコンサートを作り上げることができるんだ!と感動したコンサートでもありました。めちゃめちゃ心にきた。

Travis Japanは2012年のPLAY ZONEで結成されたグループで。もともと数年前からJR.Aとしてプレゾンに出ていた、ヒロキさん、のえる、しめちゃん、みゅうと。そして2012年にTravis Japan弟組と呼ばれ加入した、しずや、うみんちゅ、あらん、みやちか、あさひ。9人のグループ。でも、9人そろって舞台に立つことは結果的にとても少なかった。ステージごとに誰かメンバーがいなかったイメージだし、兄組と弟組で分かれて活動もしてた。けど、それでもやっぱり9人だったなーって実感はあった。でも、たしか2014年から2016年前半あたりだと思うんだけど、だんだん少クラに出なくなっていったときがあって。その頃はプレゾンに出てるし出てたし、それってすごいことだし…という思いが支えだったりもして(わたしの)。しかしながら、2015年の冬に、青山劇場の閉館に伴って、PLAY ZONEは幕を閉じた。正直その頃は「グループが終わってしまうんじゃないか」と思ったりもした。2016年秋になってからはまた少クラに出始めて。そんな中メンバーの変化もあったよね、ってもう1年半も前のことなんだね。1年という年月の間にあらん、ヒロキさん、みゅうと、あさひの4人が別の場所での活動を選び、その後2017年の秋にまつくら、まつだの2人が加入した。いろいろあったねトラビスジャパン。全然該当担じゃないわたしがちょっと思い返すだけでもそんなんだもん。でもまぁそりゃあいろいろあるよねトラビスジャパン。だって気が付いたらもう6年だもん。
そんなTravis Japanというグループは今日、今までのすべてを受け止めて、今の自分たちだからできることに全力を尽くしてステージに立っているんだなぁ、と。ライトを浴びる7人の姿を見ながらわたしはとてもしみじみしていました。

トラジャがいまここにいるということ。今日が今までの日々の小さな積み重ねでできているのはもちろんなんだけど、何が大きかったのかなって考えてみる。するとそれはやっぱりPLAY ZONEが終わったことなんだと思います。
PLAY ZONEの出演者として選ばれ、舞台に立ち続ける。それはもちろん大きな自信になると思う。でもなんだ、それがなくなったとき、トラジャは放り出された男の子たちになったというか。身ひとつで勝負しなければならなくなったというか。でも、身ひとつになったとしても、グループを自分たちの手で作り上げていくってぜーったいにゆるぎない自信になる。もうこれはぜったいに。だから、プレゾンが終わってからの3年の間、いろんなことがあっても、いまこうしてトラジャが単独公演をやれたのは、メンバーの中に絶対的な自信があるからなんじゃないかな、と思っています。

あともう一個だけ。わたしはみやちかのことが大好きだった時期があるのでみやちかの話をしたいとおもいます。書くときはいつも「みやちー」って書くのでそんな感じでいきます。
みやちーってあらんと共に2011年後半あたりからずっと推されていた印象なのだけど、それにしてもちょっと…!というくらい推され始めたのが、ちょうどジャニワの時期に松松一平と共にいた頃、だと思っています。(クリーチャーガチャとか…)(あとはトラジャから一人セクバと一緒にセクサマのバックについて年末の歌番組に出てたとかあった)そんなこんなで気が付いたらセクバの中でも立ち位置が前の方になっていったり。少クラで2020候補の一人として紹介されたり。NHKのドラマに出演が決まったり。そんなこんなで2013年のプレゾンに出ないことが決まったり。現Princeとあらんとで組んで少クラのステージで一番前に立っていたこともクリエに出演したこともあって。でも、それでもみやちーが、番組になかなか出なくなっても、紙面での扱いが変わっても、Travis Japanというグループでいることを、トラジャとしてステージに立ち続けることを選び続けてきたことが、すごく彼らしいなと思うし、その彼らしさが大好きだなぁと思います。今日のステージを見ながら、2013年のプレゾンに出ないと発表された前後、「トラジャだから!」とかものすごくトラジャにこだわっていたのを思い出しました。いろんなものやことが変わっていく中で、トラジャであることやトラジャとしてメンバーと踊るということが、とてもとても大きくて大切にしたいものとして彼の中にあり続けてきた5年間だったんだなぁということを改めて感じた2018年の春でした。

あ、あともう一つね。メンバーがそのみやちーの重い重い思いをちゃんと受け止められるようになっていたのがもう胸熱すぎてどうしようかと。みんな、よく大人になりました!

2017年まとめ

今年の現場納めはまだ済んでいなくて、明後日日生劇場に行く予定があるのですが、行くことができるという体で記録。
今年は全部合わせて34。これでも気質は在宅です。内訳はジャニ関連が25、ハロ関連が1、アーティストのライブが1、ジャニ以外の舞台が7。チケットはとったけど行けなかった公演がいくつかあるので、来年は体調を整えることと絶対に行ける日のチケットをとることを目標にします。

1月

2月
なし
3月

4月

5月

  • SexyZone presents SexyTour 2017〜STAGE 5/6 横浜アリーナ
  • Reading Concert Vol.1「25HEART💛」〜少女は伝説になった〜 5/14 恵比寿 ザ・ガーデンホール
  • I love a PIANO 5/27 DDD 青山クロスシアター

6月

7月

  • 〜君たちが〜 KING'S TREASURE 7/23.25 EXシアター六本木

8月

9月

10月

  • ミュージカル レディ・ベス 帝国劇場
  • ABC座 ジャニーズ伝説2017 10/22.27 日生劇場
  • ある階段の物語 新国立劇場小劇場 10/28

11月
なし
12月

今年初めて行った劇場は、恵比寿ザ・ガーデンホール、DDD 青山クロスシアター、シアターコクーン新国立劇場小劇場、オルタナティブシアター、赤坂ACTシアター、新宿ReNY、大阪城ホール大阪松竹座

去年はひとつひとつ感想みたいなものも書いたけど、今年はパス笑
そしてこう見るとまだまだいける気がする…笑
2017年は興味のあるところへまんべんなく行くことができた年だったと思います。もちろん行きたかったけど行けなかった現場もあるけど、死んでも行きたかったら行っていると思うので、後悔はないです。
今年、2年ぶりにJUMPコンに行って、薮くんはずっと自分の中で絶対なんだなと思いました。ハイBの煌めきに夢中になって、たいしょーのこの世界での頑張りを見ていきたいなって思いました。それが2017年に抱いたとりわけ強い気持ちです。だけど、それと同じくらい、A.B.C-Zの作り出すステージや彼らの表現を見たいと思って。だから、A.B.C-Zが来年またコンサートツアーをできるといいなと思うし、ABC座があるといいなとも思うし、可能な限り行きたいなというのが2018年に向けて思うことです。

2018年、好きな人たちが健やかでありますように!

九歳

2017年になって一ヶ月経ってしまったけれど、2016年のデビュー日によせて。


遅くなってしまったけれど、Hey!Say!JUMPデビュー9周年おめでとうございます。
JUMPのよさが、やっと!やっとのことで!世に出てきたことがとても嬉しいです。

JUMPのメンバーは比較的すっとデビューできたと思っていて。だからこそ辛くも苦労もあったということを忘れないでいたいなと思います。バレーユニは結成とデビュー、両方のはじまりが一緒です。デビューしていない先輩たちがたくさんいる中で弱音が吐きにくいところがあったり。メディアにもなかなか出られなかったり。みんな違ってみんないいし、みんな違ってみんな大変なんだ。でもJUMPは謙虚にまっすぐ目の前のことを一生懸命やってきた。

2011年の11月14日、名前が消えて、もう、これでもかというくらいどん底まで突き落とされて、こんな未来が待っているなんて思えなかった。年明けのコンサートで9人全員でという言葉を聞いて、9人で進もうとしている彼らに苛立ったりもした。10人だったら今とは違う形。9人だから今の形。私は10人のJUMPのことも、今のJUMPのことも、とても好きです。

ゆとり世代の私は、同年代でゆとり全開なJUMPが売れたその時、ゆとり世代は救われると思っていました。だから彼らが売れてきていることがすごく嬉しい。変わったようで変わらない。器用じゃないかもしれない。貪欲さが見えないかもしれない。でも私は、JUMPの素直で優しくて謙虚なところが本当に大好きです。これからも、らしくいてください。ベストアーティスト、今までで一番かっこよかったです。9周年、ほんとにほんとに、おめでとう。

ジャニーズ・オールスター・アイランド 帝国劇場 1/3・4

2017年の現場初めはこの舞台でした。事前知識をあまり入れず、知っていたことと言えば勝利さんのお父様のことのみで、勝手にJr.がジャニワでJUMPとかえびの位置に着くバージョンかと思っていたんですけど、そもそも違う舞台でした。

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